エンドは非常にデリケート‥その遍歴
自転車おいて車輪の嵌る部分がエンドです。
現在のロードバイクの後輪のエンドの殆どはストレートドロップエンドでして
後方からネジが押していて位置決めできるタイプは少数派です。
←現在でも一線級の性能を誇る
テスタッチのクロモリ フレーム。
←クロモリのエンドは
フレーム本体と一体で出来ています。
もし 落車などでこの部分が曲がった場合は
修正器具で元の位置に曲げ直してやります。
しかし アルミフレームが主流になると この修正行為が何回もは出来なくなりました。
なぜならアルミの特性上 弾性限界を超えやすく塑性状態を修正すると切断してしまいます。
曲がったアルミを無理やり戻すと 切断しちゃう訳です。
← もし エンドが割れてしまい
一体型のだと フレーム全体が
アウトですから 交換出来るようにしたのが
左画像のリプレースエンド。 交換式です。
フレーム端部にはビスで留まります。
その後‥ 事態は更に変わっていきます。
←カーボンフレームの出現により
リプレースエンドの役割に新しい側面が!
それは 壊れやすくする と言う性能です。
カーボンフレームは高価ですよね。 大事なフレームが
落車の度に 廃品では困る訳ですから フレームに致命的な損傷を与える前に
自らが割れてしまうように 最近のエンド金具は作られております。
もしも 頑丈にリプレースエンドを作って衝撃を受けたら
その根元のフレーム端部のビス穴は引き千切れてしましますからね。
←左画像のリプレースエンドは
LOOK595のものです
白い溝が見えるでしょうか?
わざわざ 薄く作ってあります。
ノギスで測ると2.3mmしかありません
LOOK595は カーボンエンドですので 丈夫なリプレースエンドじゃ困るのです。
でもね‥‥新たな問題が出現します。 いつの間にかエンドが曲がるです。
落車ならば その場で走行は中断しますが リプレースエンドは日常的に曲がります。
輪行の時、ぶつかったり 家に置いているとき倒れたり その原因は様々でしょう。
もともと 脆弱に作られておりますから。
←りプレースエンドの先にはリヤディレイラーが付いています
後ろのギヤを一番軽い方にした時
RDの先端 内側と車輪のスポークの隙間は
← 正常な位置でも
僅か3~6mm
しかありません。
壊れやすく製作され つまり曲がり易いエンド。
さらに その先には 回転するスポークとギリギリのRD。
もし 曲がりに気付かず 走行するとRDは車輪に巻き込まれ
大変危険です。 急にリヤの変速が不調になった時は 後ろから
エンドの曲りをチェックしましょう。 by野澤